獅子舞ならぬ象舞

お世話になります。
さーやんです。

ただ今、当店では翡翠のミャンマー現地買い付けを
行っておりまして、連日翡翠の買い付けおよび
その様子をこのブログにてご紹介しております。

現地では乾季から暑気へと季節の変わり目となりまして
日に日に気温が上昇して参りました。

来月の中頃からはミャンマーのお正月にあたる
水かけ祭りが始まりますので、早くも各地では
水をかけるステージの建設や水かけ祭りの前夜祭に当たる
小さなお祭り等も各地で始まっています。

ただ、例年と同じスケジュールではあるものの、今年は
いつものおめでたい気分とは真逆の、どことなく
緊迫感に包まれた雰囲気があります。

まず、夜間外出禁止令が長期間に渡り発令されていて、
夜８時ごろになると人通りはパタリと途絶えて
通りは静寂に包まれます。

そして深夜、連日のように遠くで大きな爆発音が聞こえ
その後サイレンの音が聞こえます。

聞くところによると、軍事政権に反対する民主派のテロ
攻撃だということで、国民のほとんどすべてが民主派支持
のこの国では、連日連夜の爆破事件に関しては皆一様に
口をつぐんでいます。

また、人心の乱れからくる治安の悪化もひどくなる一方で
先日、かーやんの宿泊しているホテルの近くでも、昼間
ナイフによる強盗殺人がありました。

以前もひったくり等の犯罪は時々あったのですが、
人を傷つけるようなことはなく、持ち物にだけ
気を付ければよかったのですが、今は日中でも現地の
人々は道を歩くことをせずに、バイクや車、タクシー等で
場所から場所に移動するようになっています。

このように、日本ではほとんど報道されていない
緊迫した状況があります。

また、ほとんど２４Ｈ停電状態となっていまして、
２０数年前に初めてミャンマーにいったあの頃の
不便さに戻った感じです。

さらにインターネットの不通もありまして、当店のような
「連絡が命」の業種にとっては、本当に死活問題です。

聞くところによると、反政府活動に対する軍事政権
の、市民に対する嫌がらせとの噂もあるようですが、
詳細は不明です。

当ブログの動画でも、停電のために発電機のエンジン音が
うるさく鳴り響いて、ご視聴いただいている方にはご迷惑を
おかけいたしております。

そんな中ではありますが、当店の買い付けも何とか無事に
終盤を迎えておりまして、４月の４日には日本へ帰国する
予定となっております。

実質的なワークは３月いっぱいとなりますので、もしも
気になる商品等がありましたら、お早目のお問い合わせ
をお願いいたします。

また、上記のようなミャンマーの状況となりますので、
次回の渡航に関しましては状況が落ち着き安全が
確認できるまでは、延期と考えております。

もしも、このブログをご覧の方の中でミャンマーに
渡航する予定の方は、十分にお気を付けてお出かけください。

それでは、また。