お世話になります。
「アジアンジェムズ」「A翡翠.com 」「ルビージュエル」
のさーやんです。
12月に入り、日本列島は一気に冷え込んで参りました
が、お元気でお過ごしでしょうか?
師走と言うことで、何となく気ぜわしく感じるのは例年
通りですが、同様に、一年が過ぎ去る速さに、毎年驚か
されるシーズンでもありますね。
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さて、私事で恐縮ですが、当方の家内が翡翠バイヤー
としてミャンマーに赴いておりまして、日々買い付けと
情報収集を行っている中で、そこで得た現地情報を、
家内に成り代わって、お伝えしたいと思います。
今回は翡翠ではなく、ミャンマー琥珀の情報となります。
ほとんど日本には出回っておりませんが、ミャンマー
北部の山岳地帯では、品質の高い「赤琥珀」が産出され
ます。
ミャンマーで産出される琥珀の特徴は、一般的な黄色系
統の琥珀の他に、市場では一般的でない、赤系統の琥珀
が産出されます。
上質のものは美しいワインレッドカラーをしており、
非常に希少性が高いです。
また、鉱物的な特徴としまして、ブラックライト等の
紫外線を照射すると、青く輝く蛍光性があります。
これは「ブルーアンバー」と呼ばれます。
バルト海沿岸で採れる、国内に出回っている一般的な
琥珀の中にも美しいものがありますが、黄色系のもの
が多く、また紫外線には反応しません。
(ブルーアンバーではありません。)
また、ドミニカ産の琥珀は紫外線によく反応する
ブルーアンバーではあるものの、紫外線を照射しない
ときのお色は、心を動かされるほどのお色の魅力は
さほど感じないというのが、当方の印象です。
そういった中でミャンマー産の赤琥珀は、通常光で
見ても、また紫外線を照射して、ブルーアンバー
として見ても、美しいものが少なからずあります。
上記のように美しく希少性の高いミャンマー赤琥珀
なのですが、産出量が非常に少ないということがあり
まして、バルト海沿岸で産出される琥珀の量は年間
数百トンに上るということですが、ミャンマー産の
琥珀はわずが数トンほどの産出に留まっているという
ことです。
当店はミャンマー翡翠専業なのですが、翡翠業者と琥珀
業者は現地では近しい関係にありますので、以前から
ミャンマー琥珀に対して、興味を持って注視しておりました。
今回家内からもたらされた最新情報によりますと、琥珀
鉱山を支配しているカチン州の反政府勢力によって、
琥珀の産出を止められているために、通常でも流通量
が少ないミャンマー琥珀が、現在ではほとんど流通
していないとのことです。
理由としまして、数年前から中国人バイヤーの買占め
によって、現地での赤琥珀の価格が暴騰した経緯があり
ますので、(日本の赤珊瑚と同じ理由です。)
それを抑制するために、一時的に採掘を禁止している
という噂があるようです。
当方も家内も「赤琥珀」が好きなので、いずれは取り
扱って見たいと思っているのですが、今のところは難し
いようですね。
いずれ、流通量と価格が安定するようになったら、
ご紹介させていただきたいと思っております。
ということで、ミャンマーからのプチ現地情報でした。
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さて、現地情報としてミャンマー送られてくる翡翠
情報を、ブログにて更新しているのですが、情報提供者
である当方の家内の帰国日が、12月**日に決まりました
ので、ブログ内で気になるものがございましたら、
お早目にお問い合わせいただければ幸いです。
「翡翠市場からの便り」
http://a-hisui.com/jademarket/
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新作の発表も、販売サイトにて引き続き行っています。
http://a-hisui.com/
それでは、次回のメルマガでお会いいたしましょう!
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