翡翠市場からの便り

The letter from a Jade market

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ミャンマーからのお便り

お世話になります。
「A翡翠.com 」「ルビージュエル」のさーやんです。

メルマガをお届けするのは久しぶりで、初めてお届けす
る方や、ご登録をお忘れの方は訝しく思われたこととお
詫びいたします。

当店はネット通販でミャンマーの本翡翠を販売している
事業者で、このメールは以前にメルマガのお受け取りを
ご希望いただいた方へのみお届けしております。

まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょう
か?

当方は9月の初めからミャンマーに滞在中となりまし
て、現地の翡翠市場にて翡翠の売買を行っております。

当店では日本のお客さま向けの買い付けだけではなく、
中国人バイヤーに向けての翡翠の販売も同時に行ってお
りますので、最近の翡翠マーケットの傾向を少しお話い
たしますと、数年前からの傾向ではありますが、高額商
品の取引は少なくなり中級品~低額商品の取引が多くな
っています。

中国経済の低迷に伴う影響であることは疑いありません
が、取引量は少なくなっていますが、高額翡翠価格の値
下がりの兆候は2025年9月時点ではまだ見れませ
ん。

また、最近の翡翠商品の傾向としましては、彫刻品が少
なくなりビーズ商品やくりぬきリング等の身に着けられ
るタイプのものが増えてきました。

翡翠消費国である中国のファッションセンスの変化に伴
い、アイテムとしての翡翠の使い方にもスマートさが出
てきたように当方は思います。

それではバングルはと言いますと、パカン鉱山周辺での
国軍と抵抗勢力との戦闘が激化しているために翡翠原石
の採掘が止まっていて、バングルに使用する大型翡翠原
石の流通が止まり、それに伴ってバングルの流通量も減
少しています。

翡翠バングルに関しましては、まったくなくなるわけで
はないのですが、この翡翠市場を訪れる毎(20数年に
渡り)に、バングルの流通量が少なくなり続けていると
いう肌感覚が当方にはあります。

上記のように中国経済の低迷と産地周辺の戦闘の激化と
いう二つの要因のために、翡翠マーケットの今後の見通
しは不透明になっています。

ただ、現地の翡翠関係者の雰囲気はさほど深刻なもので
はなく、先日の震災からの復興の勢いもあってか、南国
特有のなんくるないさーの楽観精神はここミャンマーで
も同じです。

以上ですが、今回の現地翡翠情報はここまでとなりま
す。

今回の滞在は9月末日までを予定しておりますので残り
わずかになりますが、以下のアドレスで最新の翡翠情報
も随時アップしていますので、まだの方はブックマーク
をお願いいたします。

https://a-hisui.com/jademarket/

それでは次回のメルマガでお会いいたしましょう!

ミャンマーキャットトゥトゥ(タクシー)に乗る猫ちゃん。

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